2003/11/05

YOMIURI ON-LINE ボランティア事典に誤り続々、絶版決める

YOMIURI ON-LINE ボランティア事典に誤り続々、絶版決める
読売新聞によれば、学研発行のボランティア事典に誤った表記が多く、学研は絶版を決めたとのこと。間違いが多かったのであれば当然のことではある。
ただ、私もつい間違ったことを書いてしまうことがよくあり、他人のことをとやかくいえる立場にないのだが、事典類の間違った解説って、実際にはかなり多いのではないだろうか。
私の普段の行動範囲だと、コンピュータ用語の解説、特にオンラインで公開されている内容を読んで、あれ?って思うことが頻繁にあるのである。

例えば、同じ読売新聞サイトには、パソコン用語の解説を行っているコーナーがあるのだが、最新の記事のモニ太のデジタル用語事典:シェアウェアに、「シェアウェア」の説明として、「もともとは個人が趣味で作ったソフトを、ほかの使いたいという人にも分けたのが始まりということもあり、シェアウェアの作者はほとんどが個人です」という記述があった。

確かに起源はそうだし、シェアウェア作者の総数に占める(法人化していない)個人の比率では間違ってはいない(だろう)。しかし、シェアウェアを頻繁に使い、何十本もレジストした経験のある身としては、実際に送金してまで使い続けるシェアウェアの作者のほとんどは法人化している。間違ってはいないが、実際のシェアウェアの世界からは外れているのである。

法人の中には、企業が販売ルートを拡大するためにシェアウェア化したものもあれば、個人でシェアウェアを作り続けているうちに、シェアウェア専業になり法人化したシェアウェア作者もいる。10年前のシェアウェアの説明なら間違っていないし、8年前なら、ちょっと実態から外れてきているかなといったところである。しかし、現在のシェアウェア流通の現状からは、かなりかけ離れた解説であるといえる。
この解説を書いている人は、シェアウェアのレジストをあまりしたことがないのだと思う。

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